米国銀行システムの準備預金水準
FRBの総資産から財務省一般勘定と翌日物リバースレポを差し引き、銀行システムに実際に流れるネット流動性を追跡。4つのルールで異常を自動的に検出します。
- データ基準日
- 2026-08-26
- 次回更新
- 週四 22:00 UTC
- 観測期間
- 2026-01 – 2026-08(34 週)
- 単位
- 億ドル / bp
小幅な流出、季節的な範囲内
- 4週間の累計変化
- +56
- SOFR − IORB
- −1 bp
- ON RRP 残高
- 7
- SPX 同週リターン
- −0.42%
- NDX 同週リターン
- −0.68%
要点まとめ
- 定義
- ネット流動性 = FRB総資産(WALCL)− 財務省一般勘定(TGA)− 翌日物リバースレポ(ON RRP)。金額の単位はすべて億ドルです。
- 最新値
- 2026-08-26 時点でネット流動性は 57,708 億ドル、前週比 −382 億ドル。
- 内訳
- WALCL 67,309 億、TGA 9,594 億、ON RRP 7.02 億。
- 短期金利
- SOFR 3.64%、IORB 3.65%、スプレッド −1 bp。
- 異常シグナル
- 4つのルールはいずれも今週は未発火
- サンプル
- 2026-01-07 以降、水曜日時点で計 34 週分。
- 更新頻度
- 米東部時間の毎週木曜、FRBの H.4.1 公表後に自動で週1回更新。
- データ出典
- FRB H.4.1、FRED(WALCL/WDTGAL/IORB)、ニューヨーク連銀(ON RRP オペ、SOFR)。
ネット流動性と株式市場
ネット流動性の週次変化 vs SPX 同週リターン
今週の変化 vs 翌週の SPX リターン
4週の変化 vs 4週の SPX リターン
ネット流動性の週次変化 vs NDX 同週リターン
2026年のこれまで 33 週の観測で、4つの相関係数はいずれもゼロ近傍——週次のネット流動性の変化は、同週も翌週も指数リターンを説明しない
3つの構成要素
FRB 総資産
財務省一般勘定
翌日物リバースレポ残高
SOFR − IORB スプレッド
異常シグナルのルール判定
週次データ
異常シグナル |
|---|
よくある質問
ネット流動性とは何ですか。どう計算しますか。
ネット流動性は、FRBの総資産から、銀行システムの外に資金を固定してしまう2つの勘定 — 財務省一般勘定(TGA)と翌日物リバースレポ(ON RRP)— を差し引いたものです。計算式は WALCL − TGA − ON RRP。FRBの資産買入れは準備預金を銀行に供給する一方、税収がTGAに入り、MMFの資金がON RRPに置かれると準備預金は吸収されます。本サイトでは3系列をすべて同じ水曜日に揃え、公表頻度の違いによるズレを避けています。
データはどのくらいの頻度で更新されますか。出典は。
週1回です。FRBは米東部時間の毎週木曜午後に H.4.1 を公表し、本サイトはその後に自動で取得・再計算します。WALCL、TGA(WDTGAL)、IORB はセントルイス連銀の FRED から、ON RRP のオペ金額と SOFR はニューヨーク連銀の公開APIから取得しています。元データは /data/liquidity.json で JSON として公開しています。
SOFR − IORB スプレッドは何を意味しますか。
IORB は FRB が銀行の準備預金に支払う金利で、通常は短期金利の上限として機能するため、有担保翌日物金利である SOFR はそれを下回るはずです。SOFR が IORB を下回る状態から上回る状態に転じたり、1週間で急拡大したりする場合、有担保調達の需要が供給を上回っていること — つまり準備預金が潤沢でなくなりつつある早期のサインであることが多いです。本サイトではベーシスポイント(bp)で表示しています。
4つの異常シグナルとは何ですか。
R1:TGA が1週間で500億ドルを超えて増加し、かつ ON RRP がそれに見合う減少をしていない場合。財務省の資金調達が銀行の準備預金を直接吸い上げていることを示します。R2:SOFR − IORB がマイナスからプラスに転じる、または1週間で5bpを超えて拡大する場合。R3:ネット流動性が2週連続で減少した場合。R4:ON RRP が前週残高の20%を超えて減少した場合。4条件は毎週、最新週に対して自動判定され、該当した週は表に印が付きます。
ネット流動性と株式リターンの関係はどの程度ですか。
本サイトはネット流動性の週次変化と S&P 500・ナスダック100 の週次リターンの標本相関係数を、同週・1週先行・4週累計の3通りで計算して公開しています。現時点のサンプルでは同週の相関はほぼゼロ、4週累計も弱い水準です。数値はページ上に掲載しているので読者自身が判断できます。本サイトはこれらを背景条件として扱い、売買タイミングのシグナルとは見なしていません。
公式サイトですか。投資助言ですか。
どちらでもありません。個人プロジェクトであり、FRB・米財務省その他いかなる政府機関とも無関係で、公式の情報配信元でもありません。数値は必ず各機関の原文でご確認ください。本ページはデータ監視ツールであり、投資助言ではありません。